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どるとるの部屋


[3166] 俺は天下のサラリーマン
詩人:どるとる [投票][編集]


満員電車
こっちに押され
あっちに押され
押し寿司状態
もう入らないのに
また次の駅
バカみたいに乗り込んでくる
雪崩のように
朝から本当お疲れさまですね くたびれたシャツを直しながらため息ひとつ あおいだ空30℃以上の猛暑

朝は決まって5時半起き 目覚ましが鳴ったら 万年床から起きあがりまして 簡単な飯を胃にぶっこんで
歯を磨いて着替えもそこそこ出かける

俺の涙は俺にしか拭えない
俺は天下のサラリーマンだ
だけど上司には頭が上がらない

上司に媚びてこき使われ もうかれこれ30年
いつになったら出世できるの?
出世の見込みは0
収入は妻にとられほぼナシ
俺は立場のないサラリーマン

大黒柱はもう古いのかい?

それでも炎天下の中
汗をかき頑張る
俺は天下のサラリーマンだ。

2011/08/15 (Mon)

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