ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 秋風はロマンス

どるとるの部屋


[3196] 秋風はロマンス
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


僕の住む街に吹き始めた
秋の風に一枚薄いシャツを着込んだ
僕のこの胸を突き刺す風には名前なんてないさ

夕暮れ オレンジ色の空の向こうで今沈んでゆく夕日を見てた
なんて素敵な景色なんだろう
悲しくもないのに
涙が出てくるよ

この胸を突き刺すような切なさには名前がないから
僕がつけてやるんだ
えーとなんにしようかな
思いつかないや

ため息とロマンスを鞄にしまって ちょっと安上がりの旅に出よう

秋風はロマンス
揶揄のよう
ちょっと無理がある
だけど笑おうよ

あんなに夕日がきれいなんだから。

2011/08/28 (Sun)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -