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どるとるの部屋


[3225] ある昼下がりのことだった
詩人:どるとる [投票][編集]


それはある昼下がりのことだった
僕は笑っていた

それはある昼下がりのことだった
君が泣いていた

いつも当たり前に過ぎ去って行く日々
くだらないことをどうとも思わずにすぐに忘れてしまう

どんなに幸せな毎日を送っている人も
独りではさびしくて
お金もただの紙切れと同じだね

だから だから
ただの昼下がりに
僕は君といる今を
何より大事にしていこうと思う

それはある昼下がりのことだった
二人はとても幸せそうに笑っていた

やがて時が過ぎ去って
すべてが過去になっても 昔話にはしないよ
いつでも君といればあの日にかえれる

夕日の彼方へ
君と行こう

寂しささえも
抱きしめたまま
ため息とロマンスを合い言葉に
悲しみの中にいても
強く 強く 笑うのだ。

2011/09/08 (Thu)

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