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どるとるの部屋


[3229] とある世界の片隅で
詩人:どるとる [投票][編集]


無関心が服を着て歩いてるような時代に
人のことなどまるで考えない人の群れに囲まれて生きてる 正しいことを教えておいて 正しさを破るのはいつも正しいはずの大人たちだよ

いつでも本当の声は
ただのひとつも言えずに また矛盾に気づかないふりをする僕だ

あふれんばかりの人の中に
ぬくもりを探して

独りぼっちじゃ うまく笑うこともできない
それでも取り残されたように 独りぼっち 風に吹かれて

誰の助けもいらないからさ
どうか神様 僕がこの世界からおさらばするその時は 痛みのないように 安らかな死をおくれよ
それだけが望みだから
退屈な毎日も ふざけた世の中も 少しは好きになれるかな

とある世界の片隅で
今日も眠るよ

眩しすぎるくらいの夜明けが迎えを寄越すまで

月は眠らずに 僕らを照らし続ける。

2011/09/09 (Fri)

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