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どるとるの部屋


[3293] 十人十色
詩人:どるとる [投票][編集]


人が生まれ そして死んでゆくその間の百年間もの時間の中で
様々な事がある
様々な壁にぶつかり
様々な悩み 様々な迷いがあります
人生は長いから
いろんな事があるだろう
いちいち迷ったり悩んだりするけど
生きていくことの喜びを知っているから
まだ僕はこんなふうに生きているのです

光に照らされて
影に脅かされて
悲しみに泣いても
過ちを犯しても
途中で命を投げ出せば何も残らない

だから 生きていくことだけが僕に残された道だといつだって思っていたい

胸を突き刺すような切なさに 頬を流れる雨の冷たさも 耳に聞こえる誰かの優しい声も すべてが

生きているという証だというなら
僕はその証を消さないように生きることが必要なんだね

幸せを考え出したらきりがないけれど
きっと生きていれば
生き続ければそのうちわかるだろう

先人しかり幸福とは心の中にあるものさ

探しに行こう 長きに渡る道の向こうにあるはずの幸せという楽園をからだひとつで旅という名前の百年間もの人生の中で

笑い、泣き そしてまた笑う 繰り返す中
今日も旅をする
僕は旅人

人が生まれ そして死んでゆく 場所に咲く花の名前は十人十色

大丈夫 君は君
僕は僕で 生きていこう

大丈夫 今日は今日
明日は明日で 生きていこう

風向きが変わったら
また 歩き出そう

なくした笑顔を探しに。

2011/09/28 (Wed)

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