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どるとるの部屋


[333] 日常に光る死をとどまらせる何か
詩人:どるとる [投票][得票][編集]



単調な生活に閉じ込められたまま
そこから抜け出すすべさえも見つからずに日々は怒涛に過ぎ行く
徒然なるままに
ただお茶を飲み
茶柱が立ってたってだけではしゃぐような恵まれた日々

深夜までテレビ
またはパソコン
不健康で不健全な
生活を営んでる

神が与えしこの命の重さもわからないのに親の痛みも喜びも踏みにじることは僕にはできないよ

退屈な日常に
憂うつな毎日に
光る死をとどまらせる何か
まだ生きていたい
まだ何かをしたい
そう思わせる何か
まだこの世界にある
それが何かはわからないけれど 未だ
それがあるから死ねないのです

明日もまた生きていたいのです
退屈でも憂うつでもそれに勝る死など今はないから

僕は明日も
死にたいとはいうもきっと多分言うだけで
きっと多分それだけで

暫くすればそんなことを言ったことさえ忘れて生きている今を楽しめている

それがきっと僕をとどまらせるものだ

簡単なんだ
単純なんだ
考えてみれば

普通が僕を生かす
普通の喜びや
時々のパーティーが
僕の心を変えるんだ

だから僕は生きている
だから僕は生きていく

明日も明後日もいつまでも

ありふれた幸せの中ありふれた微笑みを浮かべどこにでもある風景に溶け込み生きる。

2009/10/19 (Mon)

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