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どるとるの部屋


[3413] 涙を道連れに
詩人:どるとる [投票][編集]


人にはそれぞれの人生があり
人にはそれぞれの生き方がある
誰ひとり 同じ人生は歩まないし歩めない

人の数だけ 生き方がある
思いの数だけ 叶えたい夢がある

涙もろくて 情に厚くて すぐに感情的になってしまうのさ
悪くいえばだめな人
だけれど人間ってそんなもんじゃないかい

何もない部屋にひとり うずくまり
物憂げに 天井眺めている 夜
どうして僕は生きてるんだ
なぜ僕は生まれたんだ?
繰り返す日々 悲しいことばかりあるのに
それでもわずかな希望と期待を胸に
今日も明日も
涙を道連れに
旅を続ける

人にはそれぞれの歩幅があり
人にはそれぞれの歩く速さがある
だからせかしちゃいけない その人にはその人の 歩き方があるから

人の数だけ 悲しみがあり
人の数だけ 喜びがある

単細胞ですぐに 手が先に出るけど 人間短所ばかりじゃない
いいところだってある 見限らないで
その人の良さを見つけて

せわしない世界にひとり 生まれてきて
自分自身に向かい 自問自答する夜
僕はどこへ向かい
何をするためここにいるんだろう
何がしたいんだろう
行き交う人の流れに答えを求めても 何ひとつ同じ考えする人はいないからやっぱり自分ですべて決めなきゃいけないんだね

悲しいことばかりじゃないさ
たまにはいいこともあるんだ
だから そんなにしょげないで
ゆっくりでもいいから
歩いていこうと思うから大人もたまには目いっぱい泣いたって罰は当たらないさ

今日も明日も
涙を道連れに
時の川を渡る

今日も明日も
涙を道連れに
宛もなく
旅を続ける。

2011/11/21 (Mon)

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