詩人:どるとる | [投票][編集] |
退屈な一日だった
誰かの話に合わせて
相槌うち 笑ってた
ため息ばかりついていた
本当に くだらない一日だった
あまりにもなにもなさすぎて笑っちゃうような時間を過ごしていた
やがてあっという間に日は暮れて
道に並んだ電柱柱の影も伸び
カラスも巣へと帰るよ
僕ももうそろそろ帰ろうかな
そんな今日も あとで考えたら とても幸せな一日だったと
あたかもいい思い出のように 思い出すのかな
平和が一番というけど平和過ぎるのもつまらない
所詮つまらない一日
それでも何かが
うれしくて 悲しくて
大切な24時間
守るべきものや
失ってはじめて
知る悲しみや
それに伴う痛み
ふいによぎる不安
出会い頭の喜び
散らかったままの
心の中に
いつか忘れていた
思い出を思い出すとき 今日みたいな同じような つまらない一日がとてもいい一日に思えるような
悲しい今日に比べれば とても幸せな一日に思えるような
そんな そんな今日なら
さよならとは 言わないけど もうお別れだ
悲しいこともうれしいことも うだうだ言わず 過ぎたことは考えず 前を見て 歩きましょう
ほら、振り返れば
何もかもが いい思い出のような そんな気持ちが ただのつまらない一日を素敵なものに変えてくれるんだ
どんな今日も よく考えたら もう二度とかえらないんだな
だから大切にしなきゃいけないんだな
当たり前なことだけど当たり前なことが一番できないのが人間なんだ
長い人生の中のたった一日
それでも一度限りだ
尊くて 貴重な
素晴らしい24時間
大切な24時間
明日も明後日も
同じように
思えたなら
ただの一日も
されど一日
たかが一日
考え方ひとつで
如何様にも
なるんだよ
さあ あなたはどんな明日を生きていく?
たったひとつしかない1日を あなたは心から 大切にできるかい?