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どるとるの部屋


[3470] 忘れないで
詩人:どるとる [投票][編集]


空に満月が
光り輝いてる
あの裏側には
うさぎがいるのかな

小さなおかしな話を
まだまだ 長ったらしく 続けていこうじゃないか
ビー玉を転がして
幼子が戯れるように
簡単な法則にのっとって

君だけが
僕だけの
一番星だから
傍にいて
行かないで
そっと微笑んでいて

僕だけが
取り残されたような
独りきりの夜
満月も同じ
寂しさを抱えてる
そんな気持ちに沈んだら

優しげな微笑みで
包み込んでしまおうよ
悲しみも胸の痛みも
淋しさも 苛立ちも
憎しみも うらみつらみも すべて
夜空に棄てよう

僕だけは
いつまでも
君の傍にいるから
忘れないで
忘れないで
言葉では
伝えきれないことがある

だけれど
愛してる
永遠を描くように
二人で踊る不器用な人生というワルツ
たまにはつまずき
足がもつれるだろう
何てことないさ
大丈夫だよ
優しさがそっと支えてくれるだろう
僕の傷跡は
君の優しさが埋めてくれるだろう
君の傷跡は
僕が埋めてゆくのだろう

それだけを
ただそれだけを
繰り返すための人生でも惜しくない

愛してる
愛してる
忘れないで
忘れないで。

2011/12/04 (Sun)

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