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どるとるの部屋


[351] とてもありふれた素敵な出来事
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


固く結ばれた二人の絆はまるでほどけないリボンみたいだね
だけれどその結び方はとてもたやすい出会いによるものだった

出会い頭の魔法が
あの場所で始まっていたんだ

何でもない晴れた
青空のその下で
二人の赤い糸はふるえて二人を出会わせたのさ
あの日君がハンカチ落とさなければ
あの日僕がハンカチを拾わなければ
この恋は始まらなかったのさ
きっかけはいつもほんの些細なこと

出会いは
星の数ほどあれど
うまくいくのは
小指の爪ほどもない
小さな確率で

だけれどたまたま
たまたまでもいい
僕らは出会いそして恋に真っ逆さま落ちたのさ

恋はほんの些細な出来事で始まったり終わったりするから紙一重だね
だけれど僕らはずっと恋しているさ
だって僕ら 心を浮つかせる余裕さえないまま愛し合ってるからね

君が磁石のS極なら
僕は磁石のN極だよ
二人引き合うべくして今、愛し合うのだろう

運命なんだと決めつけよう 二人の為に
だなんて…

それはそれはとてもありふれた素敵な出来事なんだと思う

あなたは
あなたは
どう思うのですか?
こんな
こんな
ありふれた気持ちを

笑うのかい?
喜ぶのかい?

恋はいつどこで始まるかわからない突然の魔法だから
僕は身をもってそれを知ったから。

2009/10/24 (Sat)

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