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どるとるの部屋


[3523] 白い祈り
詩人:どるとる [投票][編集]


この世界で たったひとりの人に届けたい
そんな言葉がある

誰より 何よりも
愛してる 愛してる
だから届けたい
今すぐにでも伝えたいよ

白い雪が舞う
道の上 たどり着いたら もう迷わないで言うよ君に

僕にできることはきっと少ない
君が笑ってくれるかもわからない
だけど理屈では動かない
ただ僕は君だけを愛したい
そんな気持ちを心の中に詰め込んだ
僕はまるでサンタクロースのようだね

やすいけど特別なプレゼントを届けに来ました

『あなたを愛してる』

白い聖歌を歌いたい
夜空から舞い降りる
雪の子たちのように
ただしめやかに
さざ波のように

この街の この国の
この世界の幸せを
偽りなく祈りたい
そんな気持ちになれる夜だから

広い 広い この世界でただひとりの人だけは 僕の手で幸せにしたい
そして 君にも僕を幸せにしてもらいたい
ただ 君がそばにいてくれるだけ それだけで あたたかなやさしい気持ちになれるから
ずっとそばにいて
君だけは 永遠に 愛すると誓うから
たくさんの思い出をつくろうよ
いろんな場所に行こうよ
たくさんの忘れられない日々を この胸にきざもうよ

白い祈りが 届くのならば きっと僕は忘れかけてた 見えないものを信じられる
そんな気持ち 思い出すだろう

僕にできることはきっとただひとつ
君だけを 君だけを幸せにすること
ただそれだけなんだ
白い雪舞い降る 景色の中 誓う思いに 偽りはないからね
瞼閉じて 口づけを交わしたら もう こわいものなど何もない

時が止まったような二人だけの時間の中
瞼開いた その時に夢でないことを祈りながら…

ちっぽけだけど こんな僕でも良かったら
楽しく 明るく これからの時を 生きていこうね

愛が世界中あふれたら サンタクロースは出番を無くすよ

一番大切な贈り物はたったひとつ
それはあなた。

2011/12/11 (Sun)

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