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どるとるの部屋


[3549] 最後のメモリー
詩人:どるとる [投票][編集]


傷ついた君の頬に流れる涙
どうかしたの?なんて聞けるわけもないね

僕に何ができるだろう
君に何ができるだろう
途方もない旅路の果てに何が待っていても

ふたりなら いつだって幸せそうに寄り添いながら 笑っていられるはずだよね
そんな約束も遠い
幻のように 消えた

長い夜の途中で 君の写真が やさしくほほえむから 思わず会いたくなる

何もかも ゆるされるなら 君を抱きしめて このまま 君とふたり 世界の果てまでも 逃避行してしまいたい

最後のメモリー 降り注ぐように 重ねた唇がはかなげに濡れる
そんな切なさただようストーリー 僕らの恋の終わりは
どうしてこんなにも
こんなにも 優しいのだろう

まるで それは 物語の中によくあるような ありふれたただの恋の物語
拍手なんていらないから ふたりがまたどこかで出会えるのならばいいな
そんな期待をしながらも日々はただ僕をはこんでゆく。

2011/12/18 (Sun)

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