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どるとるの部屋


[3578] 青い自画像
詩人:どるとる [投票][編集]


船を漕ぐよ 時を秒刻みで 食らいながら
僕らは 笑ったり 泣いたり 散々 繰り返して 疲れ果てた 夜に言葉を選ぶ余裕もなく背中合わせ見事なまでにすれ違う
無言のまま互いを避け続け朝を迎えた

闇を 抱えたまま 光を避けて 歩く日々
小さな事にいらだつ僕を君は悲しい目で見てる

ああ 眼差しが突き刺さる 眠れない夜
ああ タイミング 見計らい 言おうとしても 言葉が 出て来ずに また 背中向ける

青い 青い 自画像のよう 悲しい目をしてる

青い 青い 自画像のよう うつろな目をしてる

笑いたいのに 笑えない
泣くのも はばかれる
ただただ 背中向けて 子供のように 強がっている

青い 青い 自画像より青く 僕の心は悲しく染まる

青い 青い 自画像より青く 君の心も悲しく染まる

抱きしめてしまいたい
すべてを解き放って

なぜか 踏み出せない
ばら色に輝いていた
あの頃の僕らに
また 会えるなら

青く染まった自画像も 色鮮やかに
微笑むのだろう

理想ばかりが 積み重なって 現実は 理想に埋もれてしまうよ

ああ 青い 青い 自画像よ その青さの下に隠れたばら色のきのうよ

どんな言葉なら 愛は もとの鮮やかさを取り戻すのか

教えて。

2012/01/02 (Mon)

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