詩人:どるとる | [投票][編集] |
わけもなく
泣きたくなる
そんな夜がある
ときめきの果てで
約束したんだ
また会いましょう
意味もなく
繰り返す日々
生きる理由は
どこにもない
だけどくたばる
理由もない
僕の中には
何もない
小さないらだちさえ
ときめきがさざ波を起こして 心の中に
押し寄せる 夜の満潮
手のひらの上 幸せを転がして その重さをはかっても むなしくなるだけさ
意味もなく
繰り返す日々
生きる理由は
どこにもない
だけどくたばる
理由もない
僕の中には
何もない
小さないらだちさえ
ときめきが 体中 駆け抜けて 雨上がりのあとの太陽 すべてを照らす
引き潮になったら
切なさはまた胸の中に 舞い戻る
それでも 満ちていく時間 感じながら
一度きりの時間の中
再び満潮の時を待つ
ときめきが 静けさの中に 風を呼ぶ カーテンが開くように
押し寄せる 夜の満潮。