詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
例えば この世界で
ただひとりの人を愛するのなら
僕ならその人を幸せにできるかな
不器用で 空回りしてばかりの僕なんて
誰も見向きもしてくれないのかな
ああ 優しさだけじゃ伝わらないのが愛なら優しさとは一体なんのためにあるのかな
君を死ぬまで愛することが 僕にただひとつできることなら
途中で投げ出すことはこれだけはできないな
愛してるから ずっと
なにがあっても離さないよ離せないよ
人ごみの中に咲いていた 白百合だから
まだ描き途中の未来図を広げて 今と重ねてみるけど なんだか重ならない
だけど 夢はその名前のとおりに夢になったんだ おかしくて笑っている僕の胸をさらう夕焼け
ああ 人生ってさ 生きていけば生きていくほど味が出てくるって人は言うけど
味のなくなったガムのように生き方次第では若さもただの枷になる
愛って 愛って
完璧なんてない
未完成でも
輝ける
それが愛なんだ
君を死ぬまで愛することが 僕にただひとつできることなら
途中で投げ出すことはこれだけはできないな
愛してるから ずっと
なにがあっても離さないよ離せないよ
人ごみの中に見つけた 僕だけの希望の光
言葉にできない思いならいっそ言葉にせずに寄り添うのが本当の愛だろう
未完成で終わる人生
その中で息づく愛
完璧なものを求めたら きりがない
だから 僕らは
未完成な自分たちの愛を 信じるんだな
だから 僕らは
人ごみの中に 同じ光を見たんだな
それが愛なのさ。