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どるとるの部屋


[3670] パパとママ
詩人:どるとる [投票][編集]


お父さんは働き者
お母さんは子思い
特別なことなど
何ひとつない日々
変わり映えもなく続くよ今日も明日も

また日は暮れて
切なさをつれて夜が来るんだ

何もいらないよ
求めるだけ無駄だよ
欲しいものなら
腐るほどあるけど
何もいらないよ
愛があればそれだけでさびしさもむなしさもいつの間にか消えている

お父さんはお母さんを死ぬまで愛す
お母さんはお父さんを世界で一番愛してる

とりとめもない会話の中に 隠れた小さな幸せに気づけたら
今この瞬間からでも幸せになれるでしょう

お父さんがお母さんと出逢ったあの日からつづいてるストーリー
季節のページがめくられていくたびに愛は少しずつ 深まっていくんだな

何かが 何かが
足りなくて
言葉が 言葉が
影をひそめる
そんなときには
時間をかけて
二人は離れたぶんの距離を埋めるんだ
さびしさが募れば夜が明けるように
いつの間にか二人の心に朝が来るよ

パパと呼ばれていた
パパはいつの間にか
お父さんと呼ばれ
ママと呼んでいた
ママもいつの間にか
お母さんと呼んでいた

僕も誰も 歳をとるということを如実に示しているんだな

だけどパパはいつまでもパパのまま
そうさママもいつまでもママのまま
僕の心に 光を注ぐような 仲良しの二人さ
ほら今日だって
何気ない生活の中
愛をちゃんと 心の物干し竿に干している
優しさという陽射しで互いを照らしながら
パパとママは僕と同じ時間の中
僕より たくさんの笑顔と涙を 背負いながら それでも愛を絶やさないで
僕のパパとママでいてくれる

ああ 言葉にしたくなるよ

ありがとう
愛してる
僕の大好きなパパとママ。

2012/02/02 (Thu)

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