詩人:どるとる | [投票][編集] |
電車の中で 僕は見た
学校の中でいつか見た
悪意はどこにでもある
ルールの中でも違反はある
法律があっても犯罪はなくならない
悪意が人を殺させる
人を殺せと導く
あっても意味のないルールは意味はない
だけど秩序がなくてはもっと意味がない
ルールがなくちゃ人は悪意を隠さない
ルールがあっても悪意があるから犯罪は消えない
どんなに善良な人もルールを犯せば悪人になる
悪人だって人を愛せる 人を守れる
だけど善良さを装ってる人もいる
会社の中で 僕は見た
いつもの道で僕は見た
犯罪はどこにでも起こる
ルールの中にも無秩序は生まれる
少し歩けば 棒に当たる
少し歩けば 穴に落ちる
全くこわい世の中だ
全く危ない世の中だ
少し歩けば 嘘にだまされる
少し歩けば 憂さ晴らしに殴られる
落ち着かない毎日だ
安らがない世の中だ
愛する人の膝の上のような 安らげる場所はないものか
空を見上げて
考えた
僕は僕を詰るように
自分の犯した罪を恥じる
棚に上げた自分をおろす
少し歩けば 自分が見える
少し歩けば 他人が見える
もっと歩けば 世界が見える
もっともっと歩けば 全てが見える。