詩人:どるとる | [投票][編集] |
かなしみは通り雨
きれい事だろう
だけど 風化されず僕の記憶に住み着く
さみしさは風
吹き抜ければ
忘れてしまうよ
だけど そのさみしさがまたふいに心の傷を開かせる
ああ 夢のつづきは
いいことばかりを思い出させるわけじゃない
ああ 夢のつづきは
時にあの日の涙やさよならを思い出させるんだ
なすがまま されるがまま 時間に振り回されて いつの間にか歳を重ねて 僕は白い髪を撫でて 歯のない口で笑う
雲ひとつない 晴れた空に 見えた太陽 まぶしいね 当たり前な日々の中に散りばめられた幸せ
一つ一つかみしめながら生きることの歓びよ あすへとつづけ
あすへとつづけ
夢のつづきのまたつづき
晴れたら 笑えるだろう
のんきに笑う 僕の頬に光る涙 今はただ耐え忍ぶ季節。