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どるとるの部屋


[3713] カーテンの向こう
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


黄色いカーテンを開けば
そこには朝があり
せわしなく 流れる
車の流れ 人の足音

紫色のカーテンを開けば
そこには夜があり
夜空に散らばる 星の輝きと大きな月が 浮かんでいた

街並みを見下ろすように 空いっぱいに広がる雲が カーテンから見ると ひとつの絵のように 見えるんだ

カーテンの向こうにはそれぞれの毎日

カーテンの向こうで今日も笑い泣く日々

まるで当たり前のように 過ごす僕らは
大事なものに気づけるのかな

カーテンの向こうをじっと見つめれば
何てことのない景色もいつもとは違って見える

カーテンの向こうに広がる僕らの生活
はじまる朝におはようと言えば
気づけば夕暮れ 帰り道 さよなら言うのもあっという間だね

カーテンを閉めたらおやすみ言うよ
今日はどんな夢見れるかな

そしてまたカーテンを開けば 昨日とは違う今日がはじまるよ
カーテンの向こうに見える景色は昨日と同じかい? でも目を凝らせば 昨日とはまた違う景色があるだろう

たくさん泣いて
たくさん笑おうよ

あんまり考えすぎないで
無理はしないで
よく食べて眠って
カーテンをまた開いて カーテンの向こうに広がる景色の一部になろう

だなんとなく暮らす毎日がもう幸せという風景さ

カーテンの向こうには今日もそんな景色が広がってる

カーテンの向こうには。

2012/02/20 (Mon)

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