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どるとるの部屋


[3725] 記憶
詩人:どるとる [投票][編集]


残された記憶の中に
笑ってた君が見える
泣いていた君がいる
そして余韻のような
感情が頭の中巡る

宇宙のような心の中に
たくさんの夢が見える
たくさんの闇が蠢く
そして柵のような
壁が目の前立ちはだかる

街を歩く人の中に
それぞれ心があるように
ひとつひとつ違った色で光ってる

同じひとつの世界の中に
それぞれの今日がある
同じ次元の中
それぞれの時間がある

記憶はそこに創られる

なにもなくても何かがそこにある

言葉にはおさまらない限りない記憶が広がっている

とらえようのない闇のような
肉眼では確かめられぬ太陽の輪郭のような

遠い記憶の果てに。

2012/02/24 (Fri)

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