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どるとるの部屋


[3750] 空気椅子に座る午後
詩人:どるとる [投票][編集]


アトリエの中
花柄のシーツ
テーブルに敷いて
お茶を飲もう

少し休憩
長居は無用
あと少し仕事したら
ドアを開いて
帰ろうよ

空気椅子に座るようなもんだ
全く意味のない時間に思えたのに
君に出会ってから意味のない時間は
光り輝いた 光り輝いた

愛が変えたよ
見るもの聴くもの
さわるもの 全てが君を透かして見れば
きれいに見える

空気椅子に座る午後
愛というぬくもりにからだをあずけて
ぼくは我慢していた涙を君の目の前で流したよ

空気椅子に座る午後
流れる風 よくある景色 出会う人 新しい映画 会話のラリー
全てが愛にあふれてる
全てが愛に満ちている

空気椅子に座る午後
なんてことはない
いつもの午後

ほら見違えるようさ
君が笑うだけ
それだけで世界がきらめくよ。

2012/02/29 (Wed)

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