詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
さよならという駅に
たどり着いた僕は
手を振り 改札を出るように夜と朝を仕切る境目をまたぐんだ
さよならという駅からまた朝へと向かい
電車は走り出す
もう帰らない日々に
手を振り 思い出となる昨日を見つめてる
涙流して 惜しむけど ほら明日が来れば 嘘のように笑ってる
そして また さよならの時間が来て 同じさみしさを感じてる
星を数えて 夢を見る夜 まぶたの裏に広がる僕だけの銀河
さよならという駅にたどり着くまで僕は
車窓から見える今日という1日を見つめてる
それだけで疲れるよ
それだけで悲しいよ
それだけで嬉しいよ
生きることは 電車に揺られること
日々 変わり続けてる
今日も 僕の中で
いつも 人々の中で
何かがね
そしてまた僕はさよならという駅にたどり着く
電気を消して おやすみなさいと言えば
もう あっという間
嘘のようにはじまる
新しい1日
それのくりかえしさ
百年つづく命の旅
百年つづく僕らの旅。