詩人:どるとる | [投票][編集] |
ほら見てごらん
望遠鏡のレンズから
見える夜空に散りばめられた星たちを
あの星たちと同じように僕たちが選べる道も様々にある
みんな同じじゃつまらない
思うまま やってみよう
結果はそのあとさ
未来をのぞける望遠鏡があったなら
きっと違う道を選ぶだろう
過去をのぞける望遠鏡があったなら
あの日の後悔を今こそ笑うだろう
だけどこの望遠鏡には今しか映らない
そうさ瞳のスクリーンの中 広がる世界が全てなんだよ
たくさんの人の波の中にのみこまれないように 自分見失わぬように生きたいよ
何かを叫んでも 靴音にかき消されてしまう とかく忙しい世の中さ
他人より自分が大切だ
自分という存在を確かめて 現在地から歩き出すよ
小さな望遠鏡を担いで
いつか 輝くような今を のぞくように。