詩人:どるとる | [投票][編集] |
何かが足りないこの世界
パズルのピースが足りないように
あと少しなのに不完全
飲み干した今日という苦い薬は 時に甘く 心の中で 溶けて広がる
どうでもいいことかもしれないが
僕は今日2回も笑ったよ まだ朝です
地球が回れば
きっと僕らも回る
時間も回る
地球が止まれば
きっと僕らも止まる
時間も止まる
意識の外側では
誰かがまだ起きてて
何かをしている
笑ってる 泣いてる
だけどあいにく僕は夢の中さ
僕が死んだあとにもまだまだ この世界は無意味に争いに明け暮れ 名ばかりの平和が生きる世界の中
同じようにいつの時代もどんな時代でも変わらずに 正義と悪が火花を散らし
光と影は交わることなく 勧善懲悪のいでたちでもって 地球は回る 回る 回るのさ
地球が揺れれば
きっと僕らも揺れる
他人は知らんぷり
地球が回っても
ちっともそれに気づかない
重力に縛られて僕は不自由の身
それでも鳥かごの中
叫ぶのだ これが自由だと
悲しいくらい 地球は回る
泣いたって 笑ったって
誰かが 命を奪われる日も 新しい命が産まれる日もただ同じ速さで地球は回る
そして地球が回れば
何度も 何度でも
僕らも回るだろう
そうさ地球が回るから
全ての人は 動き続ける時に逆らえず 誰もがなすすべもなく さよならするんだ
ほらね、それを不思議に思おうが思うまいが 地球が回れば
誰もが あくびをしてかすかな揺れにさえも気づかない
あとどれくらい
どれくらい
僕らは地球が回ってるそのさまに気づかないでいられるのかな
地球が回れば 僕らも回る ただそれだけのからくりを 僕らは幾らでも鼻で笑えるのにな さよならはただ立ち上がるように
当たり前に訪れる
この平行線の向こうでは僕らはもう骨壺の中の骸骨さ。