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どるとるの部屋


[3889] 春待ち小町
詩人:どるとる [投票][編集]


さよならの日に 僕は生まれた
出会いととるか別れととるか
もうこれで永久にお別れ
またいつの日にか出会いましょう

桜咲く日に僕は 生まれた
新しく咲いた花と やがて散る桜
悲しさと喜びを兼ね備えた季節
雨雲をくぐり抜ければ晴れ間に出会える

僕らは春待ち小町
通りを行くバスを見送って
風に次の行き先を尋ねて歩く
自由な翼広げて
次なる未来へ

輝きをなくした
瞳に灯る光
それは雨上がりの虹
悲しいことなど何もないさ

春待ち小町はいざ行くよ 桜は散るとも僕の決意は咲いたばかり

扉を開いたら もう立ち止まらない
どこまでも ゆけるね。

2012/03/31 (Sat)

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