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どるとるの部屋


[3977] 皿の端のパセリ
詩人:どるとる [投票][編集]


両手で持てるだけの花を摘むように
誰かの死を悼むように僕はわずかな優しさであなたを思いやる

それはまるで料理の皿の端のパセリのように
脇役におさまったただの食べ残されるのが運命の飾り程度の小さな命

それでもそんなパセリのようなあなたを僕は愛している

儚い命を 五分の魂を
抱きしめて 噛みしめて 百年ほどの時間の中 途切れるまでは終わらない

僕はあなたを皿の上のパセリなどとは思わない
君が主役さヒロインさ。

2012/06/03 (Sun)

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