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どるとるの部屋


[4178] 愛々傘
詩人:どるとる [投票][編集]


君を濡らす雨があるなら 僕が君をかばう傘になろう

ひとりじゃとても解決できない山積みの問題を片づけよう

なぜかいやに目がさえちゃって眠れない夜 それは誰にもある

へんに気を遣って
やけに周り気にして
自分よりも他人を心配しすぎるあまり
心疲れてしまう

そんな優しい君を守る傘になりたい

雨のち晴れのち そのつぎはまた雨かもしれないし 晴れかもしれない

わからない わからない
日々は予想を時に裏切り 僕らの頭の上にだけ雨雲を 浮かべる

わからない わからない
迷い悩む日々もだんだんやがて 溶けて その意味を知る 目を覚ます

愛々傘して歩く僕らは相合い傘の意味を知らずに走る

愛々傘して笑う僕らには常識よりも大切な謎々がある

愛々傘進呈 君にあげるよ 永遠に死ぬまで壊れない 特注の傘

僕がそうだよ ご不満かい まあそう言わずに笑っておくれよ

雨が降るまえに。

2012/08/25 (Sat)

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