詩人:どるとる | [投票][編集] |
悲しいときには
どうぞ我慢せずに
泣いてしまいなさい
涙を押し殺しても
いいことなんて
何ひとつないから
大人だって泣きたいことは 毎日のようにあるからね
誰かの涙を指差して笑うのだけはやめなさい
恥ずかしいことなんかじゃないよ 涙を流すことは
涙を我慢してまで笑うことのほうがよほど恥ずかしいことだろう
自分でもわからないけれど 悲しいときほど笑っている
嘘や強がりや他人の目を気にして 涙を流すことも 我慢しなきゃいけないような世の中に
もしも、もう少し 穏やかな心 芽生えれば
心に負ってしまった
傷跡を癒すには
市販の薬じゃ 治せないのさ 誰かの優しさや誰かの気遣いと思いやりで だんだん傷跡が塞がる事もある
泣き虫の為の 処方箋をお出ししましょう
早く 笑えるように
「お大事に」とでも言うように あなたに笑顔を届けよう
なんでだか 涙が止まらない 昨日の悲しみが 今日の僕を濡らすよ
子供のように 誰の目も気にせず 涙流せたらいいのにな
伝わる誰かの痛みが
僕の心に 届いて
ほら、目を閉じたら
何も見えない暗闇の先に あたたかい光が見える
僕はやっと大事なことわかったような気がしたよ
だから 涙を流しながらでもいい 生きて行く道は人それぞれでも
たどり着ける明日がある限り そこに夜明けがうまれる
自分でもわからないけれど 悲しいときほど笑っている
嘘や強がりや他人の目を気にして 涙を流すことも 我慢しなきゃいけないような世の中に
もしも、もう少し 穏やかな心 芽生えれば
誰だって泣き虫を心に宿してるものなんだ
強がったって その作り笑いの向こう側には 絶え間なく雨が降っていること
僕は知っているからね 泣きやんだら真っ先に 本当の笑顔を 心から浮かべよう
作り笑いというお化粧落として。