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どるとるの部屋


[424] 窓辺の恋人
詩人:どるとる [投票][編集]


はじめて運命というものを信じた気がしたよ
あの子は今まで出会った人たちより僕の疑り深い心を華麗に盗んでしまった
盗まれたことにも気づかないくらい僕は一瞬のうちにただ彼女に恋をしてしまった

いつも見ているよ
彼女にバレないように
これは初恋というものなのかな
ほんとうの

あのねのね
あのねのね
全世界の人にお知らせしたいくらい記念すべき日だ 今日という日は

君に恋をしてしまったよ しかもはじめてのこんなドキドキまで君にさせられてしまうなんてね
この僕が

窓辺の恋人よ
いつも白いワンピースで空を見上げ何を思ってるの?
僕は君の心の中をのぞいてみたくてただ君を眺めてる
眺めてるけれどわからないんだ
女の子の胸中は摩訶不思議
幾何学模様の流れ星 僕の頭に降り注ぐ

ハテナの恋人だね
いつまでも僕をいたずらに虜にして
どぎまぎさせている
こんな気持ち持て余させたままで
罪な人だね
窓辺の恋人
名前しりたい
趣味もしりたい
だけれど声すら未だかけられずただ眺めるだけの絵画みたいな恋人

きびしい

だけれど赤い糸の繋がり 信じてるから
待ってる 待ってる
窓辺の恋人 素敵な彼女よ
キミが外に出るまで。

2009/11/01 (Sun)

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