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どるとるの部屋


[4249] 雨降る日曜日
詩人:どるとる [投票][編集]


雨が降る街角で
誰かが誰かを待ってる
いつやむかもわからない晴れ間をそれでも期待してる

彼女は素知らぬ顔で
今日から明日へと視線を送る
飲みかけの珈琲をぐっと一気に飲み干せば忽ち体熱くなる

何かが悲しいから
何かが嬉しいから
傘を差す必要はない
濡れてやろう心まで
気配りも下手な優しさも必要はない
二人は素のままでずっとやっていけるさ

天使のようなその横顔に僕は恋をするよ何度でも

雨が二人の雰囲気を盛り立ててくれる
ほらね雨降る街角を二人歩いて行く

傘も合羽も必要ない
要らないさ
心に燃えるような炎を携えて

ずぶ濡れのままで二人は歩いて行く
傘の森をつきぬけて二人だけの日曜日

雨降る日曜日。

2012/09/23 (Sun)

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