詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
お父さんはいつも
頑固で働き者で真面目で
お母さんはいつも
優しくて気が利いて
料理が得意で
笑った顔がまぶしい
お兄ちゃんは勉強に忙しくて 近頃どうしてなかなか遊び相手になってくれない
お姉ちゃんはお姉ちゃんで彼氏ができたようで 近頃は化粧も濃くなって 言葉づかいもなんか変
だけれど何かがあったときには 約束しなくても 家族の危機を感じ取って集まって
どうもお久しぶりですなんて 離れ離れの家族がひとつになる
そこにお父さんがいて
そこにお母さんや
お兄ちゃん、お姉ちゃんがいて
もしかしたらおばあちゃんやおじいちゃんの姿もあるかもしれない
家族がいる風景が
当たり前に思うのは
そんな毎日に気づかず安心してるから
それが当たり前だと思ってるからね 時々家族のことを思うときゅっと胸が詰まる
家族のいる風景が
ずっと当たり前だと思っているからこそ
いつかいなくなることなんて想像もつかないや
ああ、だってなんだかんだで家族が好きだから
今日も帰るよ
寄り道、道草せずに
家族のいる風景の
僕もその一部になる
かけがえのないありふれた幸せをくれる
自然と顔がほころぶ
明るい話題咲く食卓
今日もそんな風景が
こんなにも近く見える
ラララ…