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どるとるの部屋


[4296] この悲しみに名前をつけるなら
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


そして夜が訪れて
さみしさあふれて
言いようのない気持に包まれて 僕は見えない雨に降られる

階段の踊場で 何を見ているのか 星を数えて 今をごまかしてる

何かが ただただ
悲しくて
何かが ただただ
苦しくて

入り口も出口もない
部屋の中をさまよう
そんな日々の中僕は徒然なるままに生きる

この悲しみにもしも
名前をつけるなら

迷わず僕はただ悲しみと名づけようかな

それ以外 それ以上
わからないから

そしてまた夜が訪れて
同じ雨に濡れている

君がそこにいる
僕がそこにいる

みんなそこにいる

違うもの見てるようで同じ世界の中
それぞれの今を抱えながら

他人にはわからない
明暗を見つめてる。

2012/10/05 (Fri)

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