ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 風がつれてきた物語

どるとるの部屋


[4301] 風がつれてきた物語
詩人:どるとる [投票][編集]


君は僕にとって何よりかけがえのない人さ
君がいなくなったら
そんなこと想像できないよ

君といっしょに食べるから美味しいご飯もより美味しくなる
君といっしょに見るからきれいな景色がよりきれいに見える

君といっしょに生きるからありふれた毎日が何か特別な時間に変わる
魔法のように

これは風がつれてきた百年ほどのとある物語
僕らはその中の主人公とヒロインさ

長いような短いような時間の中で
少しずつ大事なものが増えて行く
守るべきものがある
それだけで自信になる

これは風がつれてきた一度きりの限りある物語
誰もがその中の主人公とヒロインさ

悲しいような嬉しいような気持ちで
少しずつ歳を重ねてゆくたびに
輝きを増して行く
そんな人生を歩んで行きたい

僕はやっと自分ってものがわかってきた気がする

まだまだこれからだね

まだ半分も生きてないから
やるべきことがたくさんあるんだ

さあ 行こう 風の吹くほうへ。

2012/10/07 (Sun)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -