詩人:どるとる | [投票][編集] |
悲しいことが悲しくて
嬉しいことが嬉しくて
そんな言うまでもないあたりまえなことが幸せででもどこかが不幸せで
たまにそんなわずかな不満をうらんでみたりもするけどすぐにそんなことは忘れて笑ってる
都合のいい理屈と言い訳を重ねて適当に記憶を繕う
そんな僕がいる
こんな恵まれた生活と至福の時間はあたりまえすぎて時にその大切さを粗末にしてしまうよ
ふと気づくとそんな自分に気づく
今よりもっと笑ってみよう
昨日よりもっと笑ってゆこう
何がそんなに不安なんだろう?
何がそんなに悲しいのだろう?
今がもし最低ならこれ以上最低にはならないと思うことで今を走り抜けてゆこう
笑っている自分をもし好きになれたら
悲しみに暮れる自分もまた愛せるはずだから
人は悲しみを知ることで他人の痛みを知りそしてその悲しみは絶え間ない優しさとねぎらいを生む
喜びばかりじゃ人は笑えやしないのさ
悲しみがあるから人ははじめて喜びに出会えたことの喜びを感じられるんだ
それを理解できたらきっとその日は良き日だよ
今 はじめてわかるよ
このことわざの意味が
少しずつ僕にとって
大切な言葉になっていく
あふれたその涙は気づくと笑顔になる
流れる涙は悲しみの海を泳いでやがて笑顔という岸にたどり着く
人は涙を知ることで笑顔の存在の大きさに気づき涙の意味にさえ理解を及ぼすことができるからきっと幸せだろう
僕も君も
守られてる
涙と笑顔の恩恵をうけて
今 はじめて輝いて見えたよ 涙と悲しみ
笑顔は僕に言葉にならぬ言葉で伝える
笑う門には福来たる
涙なしでは語れないさ
だから僕には今では
その言葉は形を変えて
笑う為には涙要る
そんな言葉になったよ
悲しんでばかりじゃ悲しいだけ
だからだから涙を流すならばそんなふうに考えられたらいい
明日また明日と涙が出るくらい笑っていたいから涙よ側に居てね。