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どるとるの部屋


[441] 万人の中の一人の僕へ
詩人:どるとる [投票][編集]


僕はありふれた巷の人
どこにでもいる巷の人
それなのに世界で一人
尊くて大したことない
僕はただの巷の巷の人

たくさんの人間の中で僕という人間は一人
世界広しといえど僕というお馬鹿さんはここにいる僕だけ

今 自分に伝えたいことは山ほどあるのにね
なかなかそれを言葉にできない
なぜなのかはわからないまま 今もこうしていつか終わる物語のページを捲り続けてる
果てしないような時間を費やして

万人の中のただ一人の僕へ 明日もお元気で生きなさい
健闘を祈るよ

ありふれた人でも誰もが誰もみんな自分というまたとない特別な存在を抱きしめているんだ

ほら そこの君もそこの彼女もみんな君しかいないだろう
君の代わりなんていないだろう

つまりそういうことだよ
大切にすべきは。

2009/11/06 (Fri)

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