詩人:どるとる | [投票][編集] |
右も左もわからずに
誰もが同じ土の上
芽を出していつの間にかここに咲いていた
どこからきたのか
お母さんのお腹の中からやってきたこと以外わからない
答えは闇の中
宇宙のような壮大な果てしない物語背負っていつか自分の咲いた意味がわかるときが来るのか
今を生きることの
意味なら沢山ありそうで なぜ僕はなぜ私はここにいるのか
考えてみたら何も答えられない ここまで長い道のりをずい分歩いてきた気がするのにまだ僕は空っぽだった
泣きながら笑いながら 雨風にさらされても 雄々しく咲く花のように誰もが今を生きてる だから君も今を生きてみろよ
恥をかいたっていいじゃないか それが生きてることじゃないか 躓いたっていいじゃないか それがやがて 明日へと繋がれば なんでもない今日も特別になる
花のように ただ咲いては散るだけの一生を僕は時に悲しみ時に大げさに喜び
そして流れる時間の途中 立ち止まり見上げた瞳に一点の曇りもない青い空が見えたとき
生きてる意味や理由なんてもう出ていたことに気づいたんだ
それは簡単なことでただ美しいものを美しいと思うように
生きることの答えは同じように生きることでしかわからないと知る
だから生き続けてこその花になろう
老いさらばえてもなお美しい花になろう。