詩人:どるとる | [投票][編集] |
何事もないように思えても
心は片付かないままだよ
溢れかえる人の中僕はつまらない嘘をまたついた
そして気づけばひとり 宇宙の片隅でただよう衛星のように孤独だった
なぜが増えてゆく
答えのない問いかけが頭を埋め尽くす
僕は現実を目の前にしているが この瞳の中には いつでも閉じた瞼の裏広がる闇を見つめているんだ
夜はいつでも僕を切なくさせる
聞こえるか 伝わるか 君にこの痛みや苦しみが
夜明けが来ても 朝も来ない僕には
歩いていけるか 立ち止まらずに 何もかもがこんがらがっている
絡まった糸 ほどこうとすればするほど余計に絡まるような
そんな今を 今を
抱えているよ
君も同じだろうか
あの夜の向こうにある同じ夜で笑う君も。