詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕ら真似する
パントマイマー
ばかが真似する
パントマイマー
他人の振り見て
それを真似する
電車の中の
優先席あたりの景色
街の道端の
散らかった景色
大人が子供より
幼い景色
僕はため息がつきたくなるよ
希望はあるか 期待できるか 救いはあるか
こんな世界に未来はあるか のるかそるか
誰もが見えない壁隔てて誰かを憎む
ありもしない世界の向こうに話しかける
機械と仲良し 耳と口もあまり使わない
だから、少しさみしい世界
あの夕暮れもあの夜空もあんなに綺麗なのにね
見ようとしない
物まねばかりのパントマイマー
僕らおかしな
パントマイマー
ばかが真似する
パントマイマー
世相に重なる
パントマイマー
どいつもこいつも
パントマイマー。