詩人:どるとる | [投票][編集] |
新しい命 生まれた
今日は君の誕生日
雨が降ろうと雲が立ちこめようと
めぐりめぐる命の産声聞けば 嬉しくて
あなたに最初に言いたい言葉 赤いほっぺに大きな口
ママに似たのか
パパに似たのか
元気に笑ったり元気に泣いたりする君を見つめて僕は言うよ
僕らのもとに生まれてきてくれてありがとう
君は僕らの新しい家族だ
これからよろしくね
君の名前は 決めてあるんだ パパとママが考えて考えて
決めた名前さ 女の子でも男の子でも 優しくあるように
健やかなときも病めるときでも 呼ぶ君の名前は世界でただひとつの名前だよ
単純で 簡単で わかりやすく言おうかな
愛してるって言葉じゃとても恥ずかしいけど それが一番似合うよ
はじめて抱きしめたとき命の重さをこの身に感じた
ああ これが 僕の子供なんだ
そっと差し出した僕の指を 君の小さな手がつかんだとき
伝わる ぬくもり愛しくて 全てを優しく包み込んでしまう
そしてなんどもなんどでも僕は何かあるたび気づくのだろう
君に出会えたことの喜び
君と過ごしてくこれからが楽しみ
そして増えていく君との思い出
不器用に 歩いてくママとパパと君
夕暮れ帰り道 影を3つならべて 家へと向かう
何気ない場面 ささやかな仕草 些細な表情 小さな出来事
その全てに君が映るよ 影絵のように 曖昧な日々でも
君の存在が 僕の全てを肯けてくれる
生まれてきてくれてどうもありがとう
それしか言えない
それしか言わない
僕にあたえられた
君との時間をこれからどうすごそうか
考えてる 考えてる。