ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 思い出列車

どるとるの部屋


[4646] 思い出列車
詩人:どるとる [投票][編集]


ガタゴト ガタゴト
電車は進む
ガタゴト ガタゴト
時に揺られて

進んだら戻ることはない電車に乗ってます

思い出いっぱい
両手に抱えきれないほど あふれてる
涙も笑顔も
心から溢れてしまいそうなほどだよ

今日の景色が 窓の向こうに広がる
すぐに通り過ぎてしまう駅の名前さ
明日に着いても気づかない
大した違いはない
でも今日と明日じゃなにもかもが違う

愛しさいっぱい
両手に抱えきれないほど 持っている
喜び悲しみ
一人では抱えきれないほどだよ

一緒に 泣こうよ笑おうよ

思い出の途中から
腐るほど思い浮かぶ
あなたの顔

どうやら大切な人らしい

是非とも ふたりで暮らそうよ

素直になれないけれどこれでも努力してるよ

これからたくさんふたりの思い出
作っていこうよ

思い出全集
若葉のままで
ふたりは枯れても

ずっと青葉のまま
笑いあうそうな

思い出列車は 今日も宛もない旅の途中

ガタゴト ガタゴト
電車は進む
ガタゴト ガタゴト
愛を乗せて

ふたりを乗せて。

2013/01/15 (Tue)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -