詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
弱さは強さで 強さは弱さで
傷跡隠せば べつの傷跡がひらくよ
流れていく血潮の中 優しさを潜めてる
夜が 朝が ぼんやりとした 昼下がりが
この街の空気を重たく 変えている
色鮮やかに 染まった 季節の色をした景色が瞳に 色んなものを映しては 幸せの影にある涙さえ届ける
もう僕は子どもじゃないんだ だからわがまま言うことはできない
だだをこねても許されていたあの頃 思い出していた 休日の夜
嘘偽りなく 伝える 僕や君に 伝わる
曲がった光 僕は照らされている
無理矢理にでも笑わなきゃだめなとき
僕は子どもみたいに泣きたくなるよ
でもそれはまだ素直な心 捨ててないからできることだ
だから今はまだ曲がった光に照らされたまま 強がることもいとわずに
歩こうよ 君は独りじゃない。