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どるとるの部屋


[4733] 別れと旅立ちの季節
詩人:どるとる [投票][編集]


冬の背中 旅に出る
春の訪れに気づいて
旅支度をする

寒さもあと少しすれば消えるだろう

冬の旅立ち やがて桜も芽吹いて
あたりまえに街並みは春の色

別れと旅立ちの季節
春の訪れに気づいて
切なさを知る

なんだか近くにあったものが遠く見えると涙零れるね

別れと旅立ちの季節
腰を上げた冬の旅人
街から去っていく

その背中を見つめて
かける言葉もないままに僕は手を振る

さよなら冬
久しぶりだね春
今はまだその真ん中

寒いような 温かいような 人の心も定まらない

別れと旅立ちの季節
近づく春の足音
この耳にきいている。

2013/02/11 (Mon)

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