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どるとるの部屋


[4847] ゆっくり
詩人:どるとる [投票][編集]


ただ静けさだけが
街を包む そんな夜
僕は目を閉じたまま
朝を目指して歩く
知らない間にたどり着く
時の重みを抱いて
刻まれる針の音だけがこの胸の心音と重なる
あなたの夜と僕の夜は同じ夜なのにすれ違う
黙ったままでも
悲しみが誰かの胸の中に生まれてる
眠れなくても
誰も置き去りにされずに必ず同じ朝にたどり着く
ああ ただ静けさだけが
街を包む そんな夜

急ぐこともなく
ゆっくり 明けていく
そんな夜 そんな夜
ほんの少しの切なさを残したまま
昨日に何か置き去りにしたままで
目覚めてく街
そしてまたはじまる今日です。

2013/10/08 (Tue)

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