詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
僕の脳髄を麻痺させる浮き世の諸事情
まるでそれは何かの竹篦返しのように僕を苦しめる
いくつもの夜
いくつもの朝
繰り返してきた
でもいくつ夜をこえてもいくつ朝をむかえてもどれだけ歳を重ねてもわからないものはわからないま
ま
脳髄カルテにも未定とだけ書かれてるよ
横のものを縦にはしない世の中に少しでも斜めにすること許してくれる心の豊かさがあれば常識も少しは愛せるものを
ただ常識はいつまでも完璧な形のまま人に言うのさ
ほら1ミリの狂いが自分を困らせると
そんなことを嫌みのようにとばしてくる
僕の頭のフォルダはもう知識を詰め込みすぎて押し込む隙さえないんだ
ほらそれでもいつでも常識は僕の脳髄に食い込むように割り込んでくる
悲しいなあ…
切ないなあ…
カルテに申し訳程度に書いておこう 恨み言つらつらと
そんなことしても意味はないとわかっててもせずにはいられないから
脳髄の中 びっしりと恨み言で埋め尽くしてしまうのさ
浮き世のバカヤロウ
そうつぶやいただけでなんか少しだけ片付いた気分になるから。