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どるとるの部屋


[4916] 宝物
詩人:どるとる [投票][編集]


やわらかな二つの腕に君は抱かれてる
君の小さな寝息がまるでそよ風のよう
そっと優しく僕の胸を撫でている
差し出した僕の指を 君の可愛らしい手が掴んだ
伝わる温もりは嘘なんかじゃないよ
ゆるやかな陽射しが差し込むこの部屋で
いくつもの物語が紡ぎ出されていく
僕は知ってる 幸せのある場所を それはここだよ

花がほころぶように笑った君の顔や
時々拗ねたように不機嫌になる君を
僕は誰より近くで見ているよ
不思議だね 守るべきものがあるだけで
強くなれるよ たくましくなれるよ
わかっていても何度でも言葉にしたくなる
愛してる 君は僕の宝物だよ

写真を撮ろう 色んな君の顔や仕草
君はカメラのほうを向いてくれない
現像した君の写真は 横向きばかりさ
悪戯な君は僕やママにいつも手を焼かせてばかり 本当に困った子だよね
ほら不器用な僕は君と一緒に大きくなってゆく
大人だって知らないこともあるよ 君は教えてくれる 大切なことを

大事な事は 何気ない日常の片隅にある
くだらないくらいの何でもない出来事
君を見てるとそんなふうに思えてくる
不思議だね 君と笑うと楽しさ二倍さ
もっと笑おう もっと泣こうじゃないか
わかりきったことだと思ってもね
言葉にしてみよう
愛してる 君は僕の宝物だよ

花がほころぶように笑った君の顔や
時々拗ねたように不機嫌になる君を
僕は誰より近くで見ているよ
不思議だね 守るべきものがあるだけで
強くなれるよ たくましくなれるよ
わかっていても何度でも言葉にしたくなる
愛してる 君は僕の宝物だよ
君は僕の 君は僕の宝物だよ。

2013/12/07 (Sat)

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