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どるとるの部屋


[4922] 背もたれの歌
詩人:どるとる [投票][編集]

いつも僕は助けられてる 誰かの力で支えられている
それはまるで 椅子の背もたれのようなもんさ 座る人がいりゃ
それを支える人がそばにいるから
時にはその役目を 交代するんだな
僕は君を助けて 君は僕を助けてる
人が嫌いになる時もあるにはあるけど
時に人の優しさに涙流すこともあるさ

人は一人じゃ生きられないんだな
誰かがいてはじめて人は一人前になれる
助けることを当たり前に思っても
助けられていることを当たり前に思っちゃいけない
ただ僕は誰かの生きる支えになって
椅子の背もたれのように黙って
誰かの背中に身をあずけられていよう

誰かに支えられてる
そんなことに気づいたら
僕は君に何が出来ているのか 考えてしまうよ
ああ助けられているばかりです
たとえば小さなことでもいいからさ
君に何かしてあげられたらいいな
すべての人を好きになれるわけじゃない
だけどなるべくどんな人にも優しくしたい

一人じゃ出来ないこともある
誰かがそばにいることで出来ることは断然増える
ありがとうを聞くために助けたんじゃない
何ももらえなくても助けることが当たり前
ただ僕は誰かが少しでも楽が出来るよう
そこにいるだけで頼られる人になって
誰かの居場所になってあげられたらいい

今の世の中 助け合うことがあまりなくなってる
そんな世の中 誰が望んでいるでしょうか
心をなくして生きるのは悲しいだろう
だから心を胸にしっかり 落とさないように抱えて 生きていこうと思いました僕は

助けることを当たり前に思っても
助けられていることを当たり前に思っちゃいけない
ただ僕は誰かの生きる支えになって
椅子の背もたれのように黙って
誰かの背中に身をあずけられていよう
誰かの明日の笑顔をつくれる人になろう
そんな人になろう。

2013/12/08 (Sun)

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