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どるとるの部屋


[4986] ミチカケ
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


言葉を紡げば 悲しさが生まれる
重なる想いに 寂しさが 紛れる

月の満ち欠け 今夜は三日月か 明日は満月か

空を見上げて 太ってるやせてると言う君

ふらふらと おもてに出て 足を 伸ばせば
悲しみも 薄らいで 傷跡は 凍りつき

涙 寒さに紛らわし
僕は 白い息
吐き出して 消え入りそうな笑顔で月を見送るだけ

ああ 今夜は どんな月

それでも紡がずにはいられぬ
僕は灯りに 群がる 蛾のように 貪欲

何を 引き換えに 僕は謳うの

愛と嘯けば 月は 無邪気に 空へ昇る

只闇深く 音は 遠のき 夜を朝へ連れ去る。

2014/02/11 (Tue)

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