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どるとるの部屋


[5047] 日々
詩人:どるとる [投票][編集]

ほらごらん 空は暮れゆき 瞼を焼く
夕陽が ビル影から差し込んで 僕は眩しさに目をつむった
何を焦っているのか
何を慌てているのか
日々走る街を 眺めながら忙しい人たちを鼻で笑っていました
なんとなく悲しくて
なんとなくうれしくて
いたたまれなくなって
どことなく 辛くて
どことなく切なくて
もどかしくなって
行き場をすっかりなくして

気づけば日は暮れて 窓の外 日が沈む

僕は ため息つくことしか出来なかった
自分をごまかすことしか出来なかった
それでも 少し昨日よりは前に進んだかな
何かが変わったのか 変われたのかな

シャツのボタンはとれかかってる
糸が飛び出して みっともない有り様さ
まるで僕のよう
何を迷っているのか
何を悩んでいるのか
日々変わる 日付を追いかけながら 追いかけられたりもして
なんとなく死にたくて
でもやっぱり生きたくて
わからなくなって
それとなく話合わせて
それとなくつながって
息がつまって 気づけば独り 涙に濡れてる

ああ 雨が降ってきた 明日は本降りかな

僕は我慢をすることが出来なかった
僕は走りきることが出来なかった
それでも 日々いい方へ 向かっているかな
これからどうなるかなどうしようかな

なんとなく悲しくて
なんとなくうれしくて
いたたまれなくなって
どことなく 辛くて
どことなく切なくて
もどかしくなって
行き場をすっかりなくして
気づけば日は暮れて 窓の外 日が沈む

僕は ため息つくことしか出来なかった
自分をごまかすことしか出来なかった
それでも 少し昨日よりは前に進んだかな
何かが変わったのか 変われたのかな

世界は変わらない 僕が変わらなければ
ずっと 同じふうにしか見えない
電車と同じさ 動いているように見えてすべての景色は本当は止まっている

動いているのは時間だけだ。

2014/03/10 (Mon)

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