ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 夜が歩く

どるとるの部屋


[5049] 夜が歩く
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


夜が 歩く音がする
眠りに落ちた街のどこからか

のしのしと歩く
夜は光を食べる

朝のかけらを拾い集めながら
後片付けするように僕らが寝静まったころ夜は歩くのさ

ほら大きな 闇の口を広げて 今日を平らげた

そしていつの間にか
夜は去っていく
夜明けが朝を連れてやってきた

だけど僕の胸の中に
夜の足跡が
そこはかとなく
残ってる。

2014/03/11 (Tue)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -