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どるとるの部屋


[5066] 羽ばたき
詩人:どるとる [投票][編集]


ほら その瞳の望遠鏡でのぞいてごらん
いろんな夜が いろんな朝が見えるから
当たり前な 景色の中にその向こうに
隠れている 光 そのまぶしさに目を伏せていた

ありきたりの毎日
有り体の世界
鳥の羽ばたきを
その耳で とらえたら
その羽ばたきを
少し違う角度から
見つめてごらん

何かが違って見えてくる
何かが違って聴こえてくる

ほら その心の中描かれてる世界は
いつも君の予想の域を出ないのかな
それでも、わかってるものすべては
まだ見えないままで いまだ不透明なんです

今日と明日 積み木のように積み上げる
繰り返しを繰り返すだけの大げさなおままごと
体力と頭を使うよ
そこだけが違う
何かを手にしては 同じように
ほかの何かを失くすのさ

当たり前に思ってることが いつの日か
当たり前じゃなくなる日が来るさ
くだらないと笑い飛ばす程に それはきっと大切なものに変わる まぶしい光に変わる

ありきたりの毎日
有り体の世界
鳥の羽ばたきを
その耳で とらえたら
その羽ばたきを
少し違う角度から
見つめてごらん
何かが違って見えてくる
何かが違って聴こえてくる
僕ら取り巻くすべてが 愛しく思える。

2014/03/16 (Sun)

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